名古屋を旅する日々のこと

新しい街で、いろいろ感じたこと。「岩手から旅日記」名古屋支店

名古屋には、魚がない

東北から大阪を経由して、3つ目の街・名古屋へ。


どんな街で暮らしても、軽やかでしなやかに漂着したい。

転勤も意外と楽しいものって、思っている。

 


今回は営業から内勤へ、黙々とパソコンに向かい、1日にいくつか打ち合わせに会議室をめぐる生活へ。

(早速テレワークで、出社したり、電話でつないだりだけれども)

 

意外と向いているみたい。

他人に振り回されるストレスが抜け落ちると、自分は快適なことを知る。

代わりに、ひたすら考える。脳も疲れるらしい。この感覚、受験以来かな。

 

 

職場は軟着陸できつつあり、あとは「住めば都か」というはなし。
どんな街でも、それなりに住んでいける自信はある。実際そうだった。
その土地に愛着がわくか否か、長い長い道のりがある。

 

岩手盛岡、開運橋は二度泣き橋ではなかった。
転勤でないと来るはずもない北国での経験は色々と役に立っている。
名残惜しいというよりは、うまく切り替えができた、かな。

 

新しい土地で苦労するのは、やっぱり食べ物と思ってる。

 

東京では、野菜がダメだった。
いなかものは、知らず知らずのうちに野菜に厳しくなっていた。
直売所をまわり、近郊農業で単位を取る。

 

 

岩手では、日本酒がダメだった。
初日の飲み会→二日酔いコースも拍車をかけた。
今となっては、日本酒を適度にたしなむ域にいるけれど。

 

 

大阪には、果物がない。
東北暮らしで、リンゴにブドウに時にサクランボまで。

大阪にも売ってるけど、選択肢がないのだ。
リンゴはフジ王林だけじゃない、ブドウも巨峰やシャインマスカットだけじゃない。
産地じゃなければ、どこも一緒かもしれない。大阪にも、ワイナリーはある。

 

 

いま名古屋にないもの、それは魚だ。
高い、地物がない。肉は安いが魚はたかい。日本酒が飲めないじゃないか。
たぶんに、それまでの土地に影響を受けている。
一番の不満は、アラ煮を作れないこと。売ってないし、なぜか高い

(切り身か!って値段だし)
この解決策は、まだ見つからない。

 

マンボウやハタハタ、イカナゴを売っててほしい、というわけではない。
普通の魚を、肉食と変わらない値段で食卓に並べたい。
魚って、そこまでの高級品じゃないと思うんだけどなぁ

 

テレワークが板についてきた日々の自炊に、頭を悩ませているのです。
いっそのこと、スパイスカレーとかに振り切ってみようか。

 

 

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※写真は少しずつ外出できそうな時期に参拝した熱田神宮にて。

愛知も酒どころらしい。