名古屋を旅する日々のこと

新しい街で、いろいろ感じたこと。「岩手から旅日記」名古屋支店

悪いのは質問?回答?

高卒の面接だよね?指導すべきは企業ではなくて、送り出す学校側じゃないかと。

 

採用の面接官やったことないので、体験や内情を基に記載しているわけではなく、以下はあくまでも個人の感想です。

 

採用面接でNG質問「愛読書は?」急増、巣ごもりで「読書が趣味」の高校生増え : ニュース : 教育 : 教育・受験・就活 : 読売新聞オンライン

 

新卒採用だから、専門性ではなくて、情意を含めたポテンシャルとか、思考・行動のプロセスが会社にマッチするかを見るわけで・・・趣味が読書って書かれてたら立ち入るなって話をしたいのか、

 

単に「ならぬとなっておりますので、ならぬものです」(白虎隊!)と記事にしたいのか、意図を計りかねます。

 

もし後者なら、教育委員会も含めて、何のための採用面接か立ち返って打ち手を検討・提案してよという話だし、

 

前者なら面接での判断材料が減り、受験者にとっては不利になると思うので、いずれにしても学校で

 

<面接でNG質問がこれです、そういう質問をされないためにも、履歴書に書く時には面接官の身になって読書と書くなら、少し立ち止まりましょう。面接で正しくあなたの人となりを知ってもらうためにも大切なことです>

 

って指導していくことをお勧めしたい。

 

学生運動の頃みたいに、あからさまに選別をしたい意図はなくて「ダメです、禁止事項です!」って企業側だけが責め立てられてもなあ。別に、受け入れ先を落とし穴にハメたいわけじゃないですよね?

 

確かに、ジェンダーの分野とかはまだまだ、おじさんたちの意識が改革途上なので、お互い慎重に、努力を続ける話として。

 

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ここからちょっと思考実験

履歴書に趣味:読書 と書いてきていて、学生時代に頑張ったこと(ガクチカっていうらしいね、最近は)と同じように掘り起こすにはどうしたらいいのか。

 

① 具体的な本の名前とか、感想は話さなくてよいと前置きする

② 読書はもともと好きなのか、コロナ禍で関心が向いたのかを尋ねる

 

③-1 前者なら、好きなジャンルやその楽しさ、もし気に入った本があれば誰とシェアしたいですか?と聞く・・・行動に至るプロセスや、周囲とのかかわり方を探る

 

③-2 後者なら、日々の生活の変化や、そこで感じたことは何ですか?とベクトルを変える・・・社会問題に関する関心や、柔軟性を探る

 

そんな感じかな・・・③-1でもし具体的な書籍名とか出てきても、その思想をもって判断しなければ問題ないでしょうと。

 

「良いテロリストのための教科書」

とか

「完全〇〇マニュアル」

 

なんて言い出す人はいないでしょうから。

注:前者は、外山亘一氏による左翼史で、編集者か著者がキャッチーなタイトルを考えた結果と思われます。中身は偏ってますが、冷静な分析がなされた解説・論説です。

 

islander.hatenadiary.jp

 

〇〇には、教祖 という文字を連想していますよと答えておきましょう。

(これもタイトル先行型ですが、的確に分析している書籍だと思います)

 

 

人が人を見る、というのは難しいです。採用に限らず。