豆カレーと野菜カレー(ヌール/小幡)
名古屋の高級住宅地で文化的な香りというか、暮らしのゆとりを感じる覚王山周辺を歩く。
京都みたいに庭園にレンズを向けて、それを名古屋だと・・・徳川園か白鳥庭園か・・・
塔頭寺院的なイメージで探すとなかなか出てこなくて。
ようやく見つけ出したのが、揚輝荘というわけです。
確かに良い建物と景色なんだけど、間ぶった切ってマンション建てたらあかんでしょ。
南北の庭園をつなぐ通路は、そりゃマンションの敷地だけど、「住民の好意で通させてあげてる」みたいな看板は白けるしかない。
もったいない。
名古屋の文化とは?を問い続けたい。
揚輝荘地下に広がる、インド様式に触発されて、やっぱりこの日もインドカレーの昼食としたい。
東山線沿線にも数多の店が検索ヒットするが、1日乗車券を活用して個性を探しに行く。
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池下駅からバスで30分弱、小幡苗代というバス停から歩いて少し。
バリバリの幹線道路だけど、バスは1時間に3本程度なので、折り返しの時間も確認しておいて。名古屋の市バスはくまなくカバーしながらも、どうしても薄く広く。
店構えは、イタリアンでも出てきそうな明るい佇まい。看板は思いっきり、インド!って書いてあるわけですがね。
店内も明るいカフェで、パスタランチ出てきてもおかしくはない。居抜き?
いや、そういう店づくりなんだろう。インドカレーの店って、だいたい内装同じだし、お金かけてないのがよくわかるし。
週末だったので、ビリヤニもあるようだが、タリーっぽさのあるBランチ(豆カレーと野菜カレー)を注文する。
南アジア系の店員さんはどうやらムスリムらしく、金曜日はランチのみで夜営業なし
アルコールもどうやら普段から提供していないみたいで。少しパキスタンの風が吹いていそう。
どうやら、本陣の名古屋モスク近辺からの移転のようです。
まずはサラダとパパドが登場
パパドは適度にかじりつつ、半分くらい残しておく。
少し経って、本丸のカレーとチャパティがやってきた。
ダルカレーはあっさり目で、2辛は慣れるとちょうど良いレベル感に。
パパドを砕いて投入するとレイヤーが増してより美味しくなる。
野菜カレーは厚揚げと大豆ミート入りで、ベジながら食べ応え重視
ガーリックとクミンが効いた濃厚な味わいだが、レモングラス?の爽やかさも流れていく。
ベジだったので、チャパティでちょうどいい受けとめになる。
次はパラタにチキンカレー!かな。
ちなみに、お冷にしても、カレーにしてもインドらしさ満点の器だったのだけど・・・
食後のチャイは、いかにもコーヒーカップ!で登場
ここはその、銀の器で泡立てながら冷ますのを、ちょっと期待したくなる流れだったけどね。
普段家で飲むチャイは、ノンシュガーと決めているのだけど今日ばかりはたっぷりと砂糖を入れて。